お国柄別ゲーム内経済


さて前回のフリのsリボン3000z、古木の枝8000zが何のことかというとeuROで私が見かけた
露店での値段でした。ということでeuRO思い出しシリーズ第2段、jROとeuROの経済の違いです。



euROの露店はまさに自由奔放。
みんな本当にバラバラに値段をつけています。さすがに廃クラスプレイヤーはアジアROの状況を知ってるので
それなりに価格を細かく決めてきますが、それ以外の人はかなり適当。ある商品がある露店で200Kかと思うと
あっちには120kだったり、別のところでは500kとかついてたりします。
消耗品もバラバラで、覚醒ポーションなんかは1180〜1300、果てには1600zって露店もありました。
NPCで買うよりより高いわー(ちなみにゲフェン街での話なのでダンジョン価格でもありません)
とにかく自分が売りたい値段で売る、これがeuRO的露店。


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一方jROの露店はかなり画一的です。
ほとんどの商品の値段がどこでも横並びです。
確かにプロンテラの露店を延々と探せば安いお店を見つけられますが、それでも大抵は
平均の5%〜10%、大穴の露店で20%程度の値引率です。


これは大部分のjROユーザがご存知のサイト、RO店価格調査隊( http://ro-price.net/ )の効果が
全部とはいえなくてもかなり大きな部分を占めているのは確かでしょう。
このサイトのおかげでゲーム内のアイテムの平均価格が分かり、売る側もそれを軸に価格をつけ、
買う側もそれを参考に目の前にある露店が安いのかどうかを判断して購入を決めます。


このサイトの平均価格より明らかに高いものは「ぼったくり」と呼ばれてしまったり
あまりにも安い品は「BOT産?」と言われてしまうこともあるでしょう。
みなさんも思った/思われた経験あると思います。


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このように書くと、価格調査隊のおかげで露店が横並びになってつまらないー と言ってるように
見えるかもしれません。確かにその気持ちも半分あるのですが、助かってる面も半分あります。
どちらの経済にもメリットとデメリットがあります。



例えば、euRO式は自分の好きなように思い思いの値段がつけられますし、バラバラに値段がついた
プロンテラ露店街を歩いて掘り出し物やお得な露店を探す楽しみがあります。ですが、逆に言うと
価格がいつまでも一定しないので、序盤は消耗品を安定して確保することができなかったり、
自分が欲しくてお金をやっと溜めたアイテムが大きな要因も無いのに妙に高値になってしまって
気が付けば手が届かなくなっていたりすることもあります。


逆にjROは横並びのつまらなさはありますが、上のデメリットはあまりありません。
つまり消耗品露天の価格は常に安定していて初心者プレーヤーにも優しいですし、その他の価格も
ゲームに大きな変更がない限りはじりじりと値を上げ下げし、どの人の露店でもそのくらいで
販売してるので、目標を決めてお金を溜めれば流通量が普通にあるアイテムはゲーム仕様に大きな
変更が無い限りほぼ必ず手に入れることが出来ます。




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結局、どちらの経済が優れているというわけでなく、どちらも一長一短でしょう。
euROの露店、jROの露店、それぞれのよさや楽しみ方があります。



それよりむしろ注目すべきは、この経済の差にそれぞれの国民性がでてるのではないか?というとこです。
euROはあらゆる言語と民族が行き交うヨーロッパをそのまま詰め込んだ世界、それぞれが自分のやりたい
ようにやっている感じです。 一方jROは周りに合わせたがる、周りから突出したくない日本人のシャイな
性格が、この露店価格についても如実に表れているのではないのかなと思いますが、どうでしょうか?



同じシステムのゲームなのに、そこのプレイヤー達の性質の差で内容がまったく異なっているというのは
非常に興味深いですし楽しいことだと思います。この他にもプレイヤーの性質による違いが表されてる
事項がいくつかあったので、また暇があれば書いていこうと思います。